今朝

ぶーちゃん死んじゃった


まさか、昨日の今日とは・・・・


心の準備がまだできてなかったけど


ぶーちゃん、本当に死んじゃった




朝の6時半前、親父に「ぶーちゃんが!」って起こされて


飛び起きて下へ降りると


悲鳴とも嗚咽とも区別のつかない状態で母ちゃんが



ぶーちゃん!ぶーちゃん!ぶーちゃんが息してない!


って叫んでた


駆け寄って、ぶーちゃんって呼びかけたら


ほんの少しだけ、かすかに息を吹き返して


起きてきたオレら兄弟を見たら


それを待ってたかのようにグタっとなったねん


そしてオシッコを漏らしたんやけど


その瞬間、息を引き取ったんやろうね



最初はもうそんなん信じられなくて


何回も、ぶーちゃん!って呼んでゆすってみたけど反応はなかった


もうその後は、体をさすりながら泣くことしかできんかった


体はあんなにどんどん冷たくなって、硬くなっていくんやね


誰一人、冷静な者がいなかったから、目を閉じさせてあげたり


ベロを口に直してあげたりしてなくて


硬直した後に、なんとか少しでも安らかな顔にしようと


強引に直してあげたら、多少なんとかなった




そのあと、体を綺麗に拭いてあげたんやけど


生きてる間は、足を触るとすっごい嫌がったのに


何の抵抗もしないぶーちゃんは、本当に死んだんやなって実感した



耳にリボンをつけてあげて、似合ってた服を上からかぶせてあげて


一番ぶーちゃんがお気に入りの場所に眠らせてあげてる



そのあとは、まだ息してるんじゃないか?とか


寝息が聞こえる気がする、とか


何回もハンカチをめくっては、声をかけ、涙がでてくる状態で


今日ほど1日が長く感じたことなかったね


やたら時計の秒針がうるさかったし




オレは身近な人間の死を体験したことなかったから


こういう体験が初めてやったけど


ここまで悲しくて、涙がでるもんなんやね・・・


心残りが一つあっただけに、余計に悲しかった




一人でボーっとしてると、ふとどうしようもない感情に襲われる



でも正直、ぶーちゃんを看取ることはできないやろうと思ってたから


今日、ぶーちゃんの死に目にいることができて


家族全員に看取られて


一番大好きな母ちゃんの腕の中で


息を引き取ったぶーちゃんはきっと幸せやったと思う



11歳まで生きられんかったけど


みんなよく面倒みて、可愛がって


ぶーちゃん自身も頑張って


きっと幸せな11年弱やったと思う




明日、霊園に火葬に行くんやけど


もう家からぶーちゃんがいなくなって


もう形もなくなるんやと考えたら


胸が潰されるような思いがする




明日が本当のお別れなんやね、ぶーちゃん




遺影として選んだ写真がこれやねんけど



まだちびっこの時やし、お姫様みたいに可愛い




ぶーちゃん


本当にありがとうね



ぶーちゃん天国で元気でね


明日バイバイやね、ぶーちゃん