今日は

寒かったねー


ぶーちゃんは寒い思いをしなくて良かったわ



昨晩のうちに、ぶーちゃんに似合ってた服を着せて


靴下を履かせて、リボンも付け直して、


最後の姿を、皆がそれぞれ写真や携帯で撮影したけど


とても亡くなってるとは思えない可愛さやった


それでも、そのあと霊園に連れて行くために


カゴに布団を敷いて、ぶーちゃんを移す時は


いよいよやと思ったら、もう悲しくて悲しくて・・・


車で移動中は、みんながぶーちゃんに思い出話を話し掛けながら走ってると


急に雪が降ってきた


ぶーちゃん、雪降ってきたよー


って言っても、ぶーちゃんは寒いのが嫌いな子やったけどね




30分ほどで霊園に着いたんやけど


思ってた以上に、人が多くて驚いた


墓参りの人だけじゃなく、


うちと同じように、この日に火葬に連れてきた家族も何組もいたわ


到着して、まず手続きして


死に装束の代わりとなる旅衣というのを買って


皆がメッセージを書いて、ぶーちゃんに被せてあげたねん


そして向こうが用意する箱に移すもんなんやけど


そんな立派なもんではなかったので、


うちから連れてきたそのままのガゴで火葬してあげることに



そして持ってきた写真を祭壇に置いて、僧侶が読経を始めた


お焼香をしてあげて、供養が終わったら


いよいよ火葬場に




もう一度そこでお線香をあげて


そこで最後のお別れを



何度見ても、まだまだ綺麗な顔してるのになんで死んでるんやろう


なんでもうお別れなんやろうと思ったら、泣けてきて泣けてきて・・・


でもしっかりと、ぶーちゃんの顔と、匂いを焼き付けてきた


昨日しっかりと、綺麗にコンディショナーで拭いてあげたから


元気な時のぶーちゃんのいい匂いがしたわ




家族全員がお別れしたあとは火葬場までは見送れず



その場をあとにして、待合室で50分ほど待つことに。


その待合室には、うちと同じように待ってる家族が数組いた


ここでお茶でも飲みながら待ってたんやけど


なんかその霊園に勝手に住み着いてる猫がいて


弟の横に来たと思ったら、そのまま膝の上に乗っかって


そのままそこで寝てしまってwww


ここに来る様な人は、皆贓物が好きで優しく接してくれることを


そこの猫ちゃんたちは、ちゃんと知ってるんやろうねw



そして待つこと1時間


あとから入ってきた家族が呼ばれるのに


うちは全然呼ばれなくて


ぶーちゃん、どうしたんかな?


ちょっと色んなもんを一緒に入れすぎて焼くのに時間かかってるんかな?


骨が全然残ってなくなってしまって、困ってたりするんかな?


とか話して心配してた


ぶーちゃんは長いことステロイドを服用してたから


骨がボロボロになってるやろうから、骨が残らないじゃないかって心配してたのね





そしてそれから待つこと15分


待合室に呼びに来られて、収骨室へ


入る時は、なんとも言えない緊張感というかなんというか


で、火葬されたぶーちゃんを見て、皆が


あー、ぶーちゃん、ちゃんと残ってるー!


見事なまでに綺麗に骨が残ってて、ひと目見てそれがぶーちゃんだとわかるぐらいに綺麗に


なんか悲しいんやけど同時に嬉しかった




そしてお骨の各部分を詳しく説明を受けて


全員でお箸で拾って、骨壷に入れてあげた


最後に喉仏の部分と、頭蓋骨を入れたんやけど


入りきれんかったから、頭蓋骨をちょっと割るのが可哀想やった


でも、想像以上に綺麗に骨が残ってたから


家族全員、妙な満足感があったわ


骨壷が入った袋はオレがしっかりと胸に抱いて火葬場を後にした



帰りに園内で、簡易的やけどピンクの可愛らしいお供えセットを買って帰った


帰りの車の中でも、ずーっとお骨に話し掛けてたけど


その車内は、行きよりも妙に晴れやかな雰囲気だった



でも、ぶーちゃんはホントすごいなー、と


死んでもこんなに人を明るく楽しい気分にできるんやから


それにホント賢かったしね




昨晩、ぶーちゃんの回りを掃除してたら


金曜日に飲ませてたはずの、チーズにくるんだ薬がでてきたのね


それを飲まなかったから、土曜ぶ急変して死んじゃったんじゃないかって


うちの母ちゃんは自分を責めてたけど、


ぶーちゃんは、きっと自分でそうしたんやと思うねん


みんながいる時を選んで、天国に行こうとしたと思うねん


だから、ぶーちゃんは最後はもう自分で薬を拒否して


みんなに看取らせてあげようとしたんやわ


ぶーちゃんは頭のいい子やったもんな



まだまだ家にいるような気がするし


いるような錯覚をおこすこともある


骨壷や写真を見ると話しかけてしまうしね



でも、やっぱり骨壷を抱えて泣きながら話かける母親を見るのは辛いね


だって、365日毎日ぶーちゃんと一緒に寝てたんやから


一番悲しいのは当然やしね・・・



でも、それなりに満足感はあるみたいやから心配はないと思う


まだまだぶーちゃんのもんが家には溢れかえってるしね




あとは、今年中にお骨を返してお墓を建てることだな



お墓に入れてあげても、ぶーちゃんはずーっと傍にいるけどね




ぶーちゃんは、うちの家族に天から使わされた天使やと思ってます




いつまでも忘れないからね、ぶーちゃん


天国でも、元気に走り回って好きなもん食べてね、ぶーちゃん




今まで本当にありがとう、ぶーちゃん